ダナン駅でフエ行きの鉄道チケットを発券してみた
ダナン駅でダナン・フエを往復するベトナム統一鉄道のチケットを購入した時の体験談です。絶景を眺めるための座席位置や駅の窓口で困らないための行程表の作り方をご紹介しています。
ホームページで行程表を作成する
ベトナム鉄道のホームページ:http://www.dsvn.vn
まず、ホームページでダナンからフエの鉄道の時刻表と予約状況を確認しましょう。操作方法は比較的に簡単ですので、割愛します。ダナンからフエに向かう鉄道の進行方向は、画面の左方向です。SE2号の場合は12車両目が先頭になります。もし、車窓からの景色を存分に眺めたいのであれば、座席番号は33・40・41・48・49・56・57・64がおすすめです。そして、この画面を印刷して指定したい席にマーカーか何かで印を付けておきましょう。これが行程表になります。プリンターがないという人は、スマホのスクリーンショットでも大丈夫です。残念ながら、進行方向がわかっていなかった筆者の座席番号は16で、進行方向の逆側を向くハメになりました。
また、ウェブ上でチケットの購入するためにはベトナム国内で発行されたクレジットカード等が必要です。その為、旅行者が事前にチケットを購入するには、旅行代理店を通す必要があります。ダナン・フエ間は比較的に近距離な上、バスでの移動が主流なので、前日でもチケットは購入できると思います。
ダナン駅の窓口で発券する
ベトナム航空のVN319で成田からダナンに向かい、運悪く約1時間半遅れの19:45に到着しました。ダナン駅の窓口の営業時間が何時までかわからない中、22:00過ぎにダナン駅に到着しましたが、窓口は無事に営業していました。終電のSE5は1:28着、始発のSE6は3:02発なので、おそらくほぼ24時間営業しているのではないかと思います。
銀行みたいに受付票を発券して、自分の番号が電光掲示板に表示されるのを待ちます。窓口のお姉さんは、かなり外国人慣れしているようで「フエまで行きたい」と事前に印刷していた行程表を差し出すとちゃっちゃと発券の手続きを始めてくれました。日本のような自動券売機はありません。
ものの5分で無事に発券が完了しました。日付・時刻・車両の等級、全て指定通りです。運賃は、ホームページで確認していた金額に手数料1,000VNDが加算されただけでした。チケットには「外国人」と記載されていますが、運賃には関係ないようです。ちなみに1,000VNDは日本円で50銭です。ベトナムの人件費の安さを実感させられました。
さぁ、いざ乗車!
ダナン駅には運行状況が確認できる案内板などはなく、基本的にベトナム語のアナウンス頼みとなります。駅に着いたら、駅員にチケットを見せて反応を伺いましょう。大幅に遅延していない限り、その辺で待っとけ!みたいな表情を浮かべるはずです。出発時刻の10分前くらいに列車が到着すると駅員がドアを開けてくれます。各車両には「TOA1」などいった車両番号が書いてあるので、自分の乗車する車両に乗り込みます。ベトナムの鉄道車内は、とにかく賑やかです。大声で盛り上がるおっさんがいたり、トイレットペーパーで遊ぶ子供がいたり、大音量で音楽が流れていたり、日本とのギャップに少々戸惑うかもしれませんが、ダナンから車窓からの眺めは最高です。
<最終編集:2017年2月>