旅とは無関係なスピンオフ企画です。10万人に1人と言われる精巣腫瘍と診断されてから、右の睾丸を摘出するまでを赤裸々にお伝えしていきます。STEP FIVEは、いよいよ手術当日の話です。摘出した右精巣の写真も載っています。

7月3日(月)入院2日目(手術当日)

7:50 準備完了

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手術着に着替えて、医療用ストッキングを履いて、若い医師に点滴を打ってもらって、準備完了です。この医療用ストッキングなんですが、なぜか手術費に含まれておらず、自分で売店で買ってくるように指示されました。1足1500円(税抜)です。

10:10 手術室に移動

予定時刻の11:00より50分早く手術が始まることになり、病棟の看護師2名に付き添われて手術室のある2階に移動しました。手術室手前の前室に入ると急に緊張してきました。テレビでよく見るシーンですが、そこには画面からは伝わってこない重厚な空気感が存在していたからです。手術スタッフに名前と病名を確認され、いざ手術室に向かいます。ここで意外だったのが、自分で「よっこいしょ」と手術台に乗るんです。よくよく考えてみたら当たり前かもしれないですが、ちょっと意外でした。

10:30 手術開始

麻酔科の先生に「今日は何の手術ですか?」と聞かれ「右精巣の摘出手術です。」と答えると「どこを切るか知っていますか?」と更に質問され「右の下腹部です。」と答えると「え?鼠蹊部ですよね?」と逆に質問されました。「あ、そうです。」と答えると、しばらくして酸素マスクが当てられました。しょっちゅう酒で記憶をなくしているせいか、全身麻酔に対する抵抗は全くありませんでした。さっさと寝ちゃおうと積極的に麻酔を吸い込み、当然、気づいたら手術は終わっていました。

12:10 麻酔から目覚め

あー、よく寝た。というのが、術後の感想でした。「ご気分はどうですか?」と看護師に聞かれ「5次限目の授業中にウトウトしてて、急に起こされた気分です。」と饒舌に答える事ができました。続けて「2階なのに天窓があるんですね?」と質問すると「この部屋だけ少し特殊な構造になっているんですよ。」と教えてくれました。

しばらくすると病棟の看護師2名が迎えにきてくれて、ベッドに乗せられたまま病室に移動しました。病室には母親がいて「お疲れ様でした。ゆっくり休んでね。ここにいても落ち着かないから帰るね。」と言って、病室を後にしました。

12:40 母親からのメール

【グロ注意】下の写真をクリックするとモザイクなしの写真が表示されます

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今さっき帰った母親からメールがきました。「無事、手術成功おめでとう。これからは身体を大切にして下さい。」というスパルタな文面に加え、更に写真が添付されていました。そうです、さっきまで筆者の金玉袋の中にあった玉の写真です。モザイクかかっているので、わかりにくいと思いますが、トレイ左側に睾丸がのっています。

後日談ですが、手術後に執刀医から摘出した精巣を見せられ「こういう時どうしたらいいですか?」と母親が医師に尋ねると「みなさんSNS用にバシャバシャ写真撮りますよ。」と言われたので、自分も写真を撮らざるを得なかったそうです。

19:30 父親が登場

「体調はどう?」とだけ聞いて、5分くらいで帰っていきました。相変わらず、寡黙な人だと思いました。

20:08 同室のクレーマー

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入院中に聞こえてきた話では、このクレーマーは抗がん剤治療中のようで、いわばベテラン患者なんだそうです。医師の前ではペコペコ、若い女性の看護師には横柄な態度で、3日間同室でしたが同じ空気を吸ってるだけで最高に気分悪かったです。患者は客じゃない!という風潮が医療現場でもっと浸透しないといけないと改めて思いました。

ゲイリーマン、玉を取る。- STEP SIX -」に続く

<最終編集:2017年7月>