旅とは無関係なスピンオフ企画です。10万人に1人と言われる精巣腫瘍と診断されてから、右の睾丸を摘出するまでを赤裸々にお伝えしていきます。STEP THREEは、大学病院に精密検査の結果を聞きに行った時の話です。

ネットで情報収集

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精密検査を受けた6月23日(金)から、その結果がわかる6月28日(水)までの5日間は、本当に生きた心地がしなかったです。なぜなら、これまでは「睾丸の腫瘍が癌かもしれない。」という恐怖との戦いでしたが、精密検査で判明するのは「癌が転移しているか否か。」だったからです。精巣ガンの特徴として、転移しやすい事が挙げられます。転移していた場合、精巣の摘出に加え、抗がん剤治療を受けなければならなくなり、会社も3か月程度休むことになります。ぜひ想像してみて下さい、会社を3か月も休むということを。ただ、ネットで情報収集をした限り、転移しているか否かは、ぶっちゃけ「運次第」だと知りました。期間中に、筆者が参考にさせてもらった精巣ガンについての記事を紹介します。

① 精巣(睾丸)腫瘍 基礎知識:[国立がん研究センター がん情報サービス]
http://ganjoho.jp/public/cancer/testis/

② 【精巣ガン】クリスマスにきんたま取ってみた | オモコロ
http://omocoro.jp/kiji/73508/

③ 睾丸摘出!? 21歳での精巣腫瘍~10万人に1人の体験記
http://www.health-lab.info/

①は病気に関する基礎知識です。基礎知識と言っても、かなり詳細に記載されていますので、病院に行く前や検査結果を見ながら読むと、より理解が深まります。②と③は体験記となっていて、期間中、何度も何度も読ませてもらって、本当に勉強になりました。特に、②はプロのライターさんの記事ですので、ギャグ漫画としても非常に優秀です。ぜひ!

精密検査の結果

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医師から「造影剤を使用したCT撮影の結果、精巣ガンが転移し易いと言われる肺と肝臓への転移はありませんでした。」と言われ、肩の力が一気に抜けました。リンパ節に関しては、特に言及されなかったで、取ってみないとわからないのかもしれません。次に、血液検査の結果を渡されました。

【腫瘍マーカーの結果】
AFP ⇨ 正常値(正常値の場合はセミノーマの可能性が高い)
CEA ⇨ 正常値(大腸ガンや肺がんなどで高値になる)
遊離HCG-β ⇨ 異常値(睾丸腫瘍などで高値になる)

この結果、精巣には間違いなく腫瘍があるということで、予定通り手術は行われる事になりました。ちなみに、手術を行う上で、HIV・梅毒・肝炎の検査は必須項目となります。おそらく患者のためではなく、執刀医をはじめ手術に携わるスタッフの安全のためだと思います。実は、これまでの32年間、1度もHIVの検査を受けたことがなかったので、転移がなかった事実と同じくらい性病に感染していなかった事実を知って安心しました。精巣ガンもHIVも早期発見が何よりも大切です。これからは、1年に1回は必ずHIVの検査を受けなきゃダメだなと思いました。

一通り、精密検査の結果を聞き、次に手術に関する同意書の束を渡されました。患者本人のサインが10箇所以上必要で、保証人のサインも2箇所必要でした。いよいよ、両親に話さなければと思いました。去年は娘、筆者にとっては姉が死んで、やっと生活が安定したきた矢先に、今度は息子がガン。本当に、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そして、夕飯時に「(かくかくしかじかで)来週の月曜に手術を受けるから。」と伝えると「じゃぁ土曜のゴルフは行っても大丈夫そうね。」と母親に言われました。相変わらず、デリカシーというものがありません。父親に保証人のサインをお願いすると「頑張れよ。」の一言だけでした。

「ゲイリーマン、玉を取る。- STEP FOUR -」に続く

<最終編集:2017年7月>