2015年9月、バングラデシュのダッカに滞在した際、ゲイ事情について調査してきました。予習編と併せて、お楽しみ下さい。筆者の体当たりコラムです。



【追記】在住者の方から「誤った情報が記載されている」というご指摘をいただきました。この場を借りて、お詫び申し上げます。

バングラデシュとイスラム教とゲイ

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イスラム教が国教の多くの国々、特に中東諸国では「ゲイは重罪」とされ、厳しい弾圧を強いられていますが、バングラデシュの場合、若干、事情が異なります。インドの東側に位置するバングラデシュは、東南アジア諸国のマレーシアやインドネシアに近い寛容性のある宗教観が根付いているようです。その証拠に、ビールなどのアルコール類は、ダッカ市内のスーパーマーケットで手軽に購入することができます。また、お祈りの呼び掛けであるアザーンが街中に流れても、ひざまずいてお祈りをする人は、ほとんど見られませんでした。法律は別問題として、ムタワ(宗教警察)によるゲイに対する厳しい取り締まりもありません。ゲイに対する国民感情までは知り得ませんが、少なからず、旅行者レベルでは、ゲイだからといって不自由は感じませんでした。

9 monsters < Jack’d < Grindr

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ゲイに対する取り締まりがない故、ゲイアプリも気軽に利用することができます。ダッカ市内では、Grindrが圧倒的な人気でした。しかも、日本人は、ただ日本人というだけでモテます。俗に言う「Hiの嵐」です。後述しますが、マネーボーイも簡単に見つけることができます。Jack’dは観光客か現地で働いてる外国人、9monstersは論外でした。一方で、xvideosなどのノンケ向けのポルノサイトは、ネット規制がかかり閲覧することができません。そういった意味では、ゲイよりノンケの方が厳しい環境と思うかもしれません。

ゲイバーやハッテン場は、皆無

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滞在中、数人とアプリでやり取りしましたが、2015年9月現在、ダッカ市内にゲイが集まるバーやハッテン場は存在しないそうです。そもそも、市内のバーやジムは必ずと言ってほど、ホテルに併設されています。今後、市民向けのバーやジムができ始めると、ゲイ向けの施設も増えていくのかもしれません。また、エジプトのような男同士のナンパは、あまり主流ではないようで、男同士で手を繋いでいる人もあまり見掛けませんでした。ホテルスタッフの夜這も期待しましたが、相手にされず、夜中は暇になってしまったので、筆者はホテルの向かいの住人とストリップごっこをして遊びました(笑)

唯一の遊びは、ゲイマッサージ

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予習編でもお伝えしていますが、マッサージボーイは、facebookで見つけることができます。1500〜2000タカでホテルまで出張してくれます。利用したい人は、事前に予約しておくと良いと思います。但し、彼らは顔写真を公開していませんので、タイプかどうかは運次第です。ゲイアプリを利用したマネーボーイも存在しています。彼らも、出張マッサージと変わりありませんが、交渉が楽なので、facebookで探すより手軽です。

<最終訪問:2015年9月>


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